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phenommenon

「Sky Path」は、西が強く憧れた「月の道」つまり、月明かりに照らされた海上に現れる光の道の現象を再現しようとした作品です。この作品は、鑑賞者にその魅惑的な光の瞬間を体験させる物理的な空間として具現化されています。透明な三角形のアクリル棒を使用することで、この作品は反射や屈折といった光の繊細な性質を利用し、この現象を作り出します。光の道を作り出すだけでなく、周囲の環境も変化させます。この構造は竹簾を思わせるもので、風に揺れて複雑な光のパターンを作り出し、動くたびに絶えず変化するダイナミックな空間を生み出します。この空間を形成する構造は、折りたたみ式の屏風にインスパイアされており、各パネルは屏風の大きな絵のように機能しています。光の角度は鑑賞者の動きに応じて変化します。この作品は、軽やかでありながらも地に足のついた空間を歩くように鑑賞者を招き、光と動きのダイナミックな相互作用を通じて、月光の美しさと神秘を体験させます。

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TITLE  : SKY PATH
EXHIBITION  : Tokyo University of the Arts Graduation Work Exhibition
VENUE  : 12-8 Ueno Park, Taito-ku, TOKYO
DATE  : 28 January - 3 February. 2018
MATERIAL  : Triangular acrylic rod 20,000 pieces
SIZE  : H4000 , W8150, D4800 (1 set = H4000, W1000, D28)
COOPERATION  : Yoichi Suzuki
SHOOTING  : Takatoku Nishi
VIDEO EDITING
 : Takatoku Nishi
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